Nobel Prize Dialogue

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1983年より日立中央研究所にて、特にパワーデバイスの研究開発に取り組む。1997年から3年間UCバークレー校で客員研究員。2010年より東京工業大学にてダイヤモンド量子センサの研究に従事。総合科学技術・イノベーション会議議員(兼任)、応用物理学会元会長、文部科学大臣表彰。

1983年慶應義塾大学卒業後、日立製作所中央研究所に入社。超伝導デバイスなどに関する基礎研究に従事。その後、研究開発のプロジェクトリーダーとして、モバイルディスプレイの事業化、環境エネルギーエレクトロニクスの推進、特にパワーデバイスの研究開発に取り組む。1991年7月、慶應義塾大学にて博士号(工学)を取得。

1997年から3年間、米国カリフォルニア州立大学バークレー校で客員研究員を務める。2010年より東京工業大学教授に就任。ダイヤモンド半導体を活用したパワーデバイスの研究、量子センサの研究に従事。2018年より文科省、光・量子飛躍フラッグシッププログラム(Q-LEAP)のフラグシップで研究代表者を務める。特に、異分野融合、産官学連携、国際的な研究者との共同研究、博士人財の育成に注力。

2022年3月より東京工業大学学長特別補佐を兼務、2024年10月より東京科学大学の理事・副学長(研究・産学官連携担当)に就任。総合科学技術・イノベーション会議議員(兼任2022年より現在)。国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構量子ビーム科学部門研究統括(2019年より2024年3月)。応用物理学会代表理事・会長(2020年より2022年)。応用物理学会フェロー。IEEEシニアメンバー。

令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)受賞。

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