Nobel Prize Dialogue
吉野 彰 – Akira Yoshino
1972年京都大学大学院修士課程修了後、旭化成入社。1980年代リチウムイオン電池を発明し、実用的なプロトタイプを完成した。この電池は携帯電話から電気自動車まで幅広く用いられ、情報化社会とクリーンエネルギーの普及に貢献。2019年ノーベル化学賞を受賞。
京都大学大学院工学研究科で修士号を取得後、旭化成工業株式会社(現 旭化成株式会社)に入社。ガラス接着性フィルムやリチウムイオン電池などの研究開発に携わり、 世界で初めてリチウムイオン電池の基本構造を完成。リチウムイオン電池は携帯電話から電気自動車まで幅広く用いられ、情報化社会とクリーンエネルギーの普及に大きく貢献。クリーンエネルギーの普及に大きく貢献。その功績から2003年、文部科学大臣表彰、2014年、工学のノーベル賞とも呼ばれる全米工学アカデミーのチャールズ・スターク・ドレイパー賞、2019年、欧州特許庁による 「欧州発明家賞」、 ノーベル化学賞を受賞。現在は、 旭化成名誉フェローの他、名城大学で終身教授・特別栄誉教授、九州大学で栄誉教授、 国立研究開発法人産業技術総合研究所フェロー、ゼロエミッション国際共同研究センター長などを兼任。