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総合地球環境学研究所 所長 1952年東京都生まれ。 京都大学理学部卒、理学博士。京都大学大学院理学研究科教授を経て、2020年まで第26代京都大学総長。人類進化論専攻。アフリカ各地で野生ゴリラの社会生態学的研究に従事。国際霊長類学会会長、日本学術会議会長を歴任。

1952年東京都生まれ。京都大学理学部卒、同大学院理学研究科博士後期課程単位取得退学、理学博士。ルワンダ共和国カリソケ研究センター客員研究員、日本モンキーセンター研究員、京都大学霊長類研究所助手、京都大学大学院理学研究科助教授、同教授、同研究科長・理学部長を経て、2020年まで第26代京都大学総長を歴任。

人類進化論専攻。屋久島で野生ニホンザル、アフリカ各地で野生ゴリラの社会生態学的研究に従事。霊長類学的視点から人類の進化や社会性、進化と文化の複合的関係、人新世における人間の生存可能性などについて議論を深める。また、屋久島やアフリカの各地で自然と人間が共生するためのNGOに参加し、地元の発想による自然保護政策の立案と実施に貢献。コンゴ民主共和国ではNGOのポレポレ基金を立ち上げて顧問となり、ガボンではJICAとJSTによるSATREPS事業「野生生物と人間の共生を通じた熱帯林の生物多様性保全」の代表を務め、屋久島では地域学会の屋久島学ソサエティの設立に貢献し、現在も理事を務めている。現在も理事を務めている。日本霊長類学会会長、国際霊長類学会会長、日本学術会議会長、国立大学協会会長、総合科学技術・イノベーション会議議員、環境省中央環境審議会委員を歴任。

現在、総合地球環境学研究所 所長、2025年大阪・関西万博シニアアドバイザーを務める。南方熊楠賞、アカデミア賞受賞。

著書に『人生で大事なことはみんなゴリラから教わった』(2020年、家の光協会)、『スマホを捨てたい子どもたち-野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』(2020年、ポプラ新書)、『京大というジャングルでゴリラ学者が考えたこと』(2021年、朝日新書)、『ゴリラからの警告』(2022年、毎日新聞出版)、『猿声人語』(2022年、青土社)、『共感革命-社交する人類の進化と未来』(2023年、河出新書)、『森の声、ゴリラの目-人類の本質を未来につなぐ』(2024年、小学館新書)、『争いばかりの人間たちへ ゴリラの国から』(2024年、毎日新聞出版)など多数。

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